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空き家川柳コンテスト 第二回 結果発表

実家や空き家のこれからを、家族みんなで語り合うきっかけに。そんな願いを込めてお届けする「空き家川柳コンテスト」も、おかげさまで第2回を迎えました。本年は全国より2,639名の皆様から、合計7,041句ものご応募をいただきました。一句一句に込められた想いからは、空き家というテーマが昨年にも増して身近なものとなっている現実が伝わってまいります。

たくさんのご応募、誠にありがとうございました!
ここに、受賞作品を発表いたします。

金賞 拾萬円

実家の灯 消さぬ方法 みんなで輪

句に込めた思い

空き家問題というと、どうしても暗い話題として語られがちですが、実家の灯を完全に消してしまわない方法は、人とのつながりの中にあるのではないかと思い、この句を作りました。
地域や家族、近所の人たちがゆるやかに関わり合うことで、空き家を孤立した存在にしないという願いを込めています。

受賞コメント

このたびは金賞という素晴らしい賞をいただき、大変驚いております。日常の中で感じていた空き家問題への思いや、人と人とのつながりの大切さを五・七・五に込めました。作品を評価していただき、とても嬉しく励みになります。今後も身近な出来事や社会への思いを、自分なりの言葉で表現していきたいです。

銀賞 伍萬円

溢れ出す 郵便受けと 懐かしさ

句に込めた思い

友人について行った空き家で、懐かしさに浸る友人の姿が妙に記憶に残っています。
また、近所の方の郵便受けがいっぱいになっているのを見て、いなくなったことを知ることもありました。

受賞コメント

私にとって空き家は、先述した2つの出来事です。それを言葉にでき、読んでいただけたことはとても嬉しいです。ありがとうございました。

日本空き家サポート 社長賞 伍萬円

空き家買い 夫婦でリノベ 会話増え

句に込めた思い

子供の手が離れ
ほとんど会話の無くなった友達夫婦がこの度、空き家を購入して 夫婦共の今後の生活や趣味に合う使いやすい部屋にあれこれ自由にリノベができる事で会話が増えたと話していたので 空き家川柳コンテストに応募させていただきました。

受賞コメント

数ある句の中 受賞の報せをいただき、心から嬉しく思います。空き家のリノベをきっかけに、再び会話に花が咲くようになった友人夫婦のリアルな姿を詠んだ句です。家という共通の夢が、二人の絆を再び繋いだ軌跡が評価され感無量です。最高のネタを提供してくれた二人と、選んでくださった皆様に感謝いたします。
ありがとうございます。

入選 壱萬円 AKIYA SENRYU CONTEST 2nd Edition - 2026

  • 思い出の 価値は査定に 含まれず

    句に込めた思い

    祖父が大切にしていた勝浦の別荘を、家族で話し合い手放すことになりました。
    査定では建物の状態や立地が評価されますが、そこで過ごした夏休みの思い出や家族の時間には値段がつきません。
    思い出の価値は数字では表せないことを、この川柳に込めました。

    受賞コメント

    この度は選んでいただき、誠にありがとうございます。祖父との思い出が詰まった勝浦の別荘を手放す経験を通して、物の価値と記憶の価値は違うのだと実感しました。この句に共感してくださる方がいれば嬉しく思います。

  • 登記簿を 開いて知った 先祖の名

    句に込めた思い

    数年前、祖父の相続手続きで開いた登記簿に曾祖父の名が記されておりました。
    ただの古い建物だと思っていた祖父母なき空き家を通して、出会ったことのないご先祖様との繋がりを感じ、何かバトンを受け取ったかのような温かい気持ちになりました。

    受賞コメント

    この度は初めて川柳で賞をいただくことができ、胸がいっぱいです。祖父から両親への相続をきっかけに、実家の空き家と向き合った際の実体験をそのまま詠ませていただきました。空き家が繋いでくれた縁に感謝したいと思います。選考いただき、本当にありがとうございました。

  • 守りたい 想いを砕く 維持費かな

    句に込めた思い

    実家は山奥にあり、朝夕2本のバスしか交通手段はありません。
    古い大きな家で近くに先祖代々のお墓もあり、守っていかなくてはと思うのですが、車に乗らない私が東京から移住するには色々な弊害があります。
    しかし、売るわけにもいかず固定資産税や檀家料、村の組合費、植栽の剪定、年に数回のお墓参りの交通費、光熱費と様々な維持費がたくさん必要で心が折れます。

    受賞コメント

    この度は選んでいただきありがとうございます。
    たぶん同じ思いの方々はたくさんいらっしゃると思います。
    かなりの山奥なので売ろうと思っても買う人はいないかもしれません。空き巣犯や山の土砂崩れ等ニュースを見るたび心配になります。
    代々大切にしてきた歴史ある家は守りたいと思うのですが、どうすればよいかわからず先延ばしになっています。

  • 押し入れに 昔の自分が 眠ってる

    句に込めた思い

    私に直接関わる出来事というわけではありませんが、現在、父方の実家を取り壊すかどうかについて家族で話し合いが進んでいます。そんな中で、自分自身もさまざまなことを考え、この文章を書きました。小さい頃は頻繁に祖母の家を訪れていたため、「あの押し入れもなくなってしまうのか」と思うと、懐かしさと同時に寂しさを感じます。

    受賞コメント

    電話が来た時はまさかと思いましたが、入選と聞き、とても嬉しい気持ちでいっぱいになりました。今回、数多くの応募があったとも伺い、皆さんそれぞれにさまざまな想いを抱えながら、空き家問題と向き合っているのだと改めて感じました。応募された方々の想いが少しでも報われることを願っています。この度は、本当にありがとうございました。

  • 両親に 家売りますと 墓参り

    句に込めた思い

    両親が亡くなり空き家となった実家は電車とバスを乗り継いで 1時間程ですが庭の草引きや植木の剪定など、月に一度は通っていました。5〜6年頑張りましたが妹と相談して売却することにしました。寂しかったですが、一方で肩の荷を下ろしたような気もしました。

    受賞コメント

    「空き家川柳コンテスト」を知った時1番に思い浮かんだのは家を売ることを墓前に報告したことでした。
    今回入賞に選んでいただきとても光栄です。

  • ここもだね いずれはうちも 襟正す

    句に込めた思い

    地方に限らず都内でも空き家と思しき家は簡単に見つかります。いつか自分ごとになる未来に備えて、今からできることはないか考えるきっかけになれば良いなと思いました。

    受賞コメント

    賞をくださりありがとうございます。空き家問題について改めて考えるきっかけになりました。

  • 愛される 空き家地域の コミュニティー

    句に込めた思い

    地域のコミュニティとして活用する。空き家は正にうってつけだと思います。

    受賞コメント

    大変光栄な賞を頂戴致しました。空き家の活用が日本再生の鍵になる。そんな未来を応援したいと思います。

  • 空き家ダメ 法治国家は 放置ダメ

    句に込めた思い

    空き家現象は都会でもみられますが、特に地方においては深刻な社会問題となっております。美化環境・犯罪の拠点化等社会問題化しております。法治国家として、速やかに法の整備をはかり、住み良い住環境を目指して欲しい。

    受賞コメント

    初めての投稿でしたが、入選されましたとのご連絡をいただき、正直驚きました。2年程前から脳トレを兼ね、川柳教室のサークル活動をしております、オヤジギャグの投句にも関わらず、温かく受け止めて頂きありがとうございます。次回の募集時には、サークルの仲間にも呼び掛けたいと思います。
    ※何度が不在でありながらの、事務局の心優しい電話での対応、本当にありがとうございました。

  • 鍵かけて 一礼をして 振り返る

    句に込めた思い

    実体験。父母が亡くなった後の実家が「空き家」になった。数年間家の掃除と家の周りの整理に通った。思い入れのある家から整理後の帰る時の複雑な気持ちを詠んだ。

    受賞コメント

    今や少しでも歩くと「空き家」と思われる家に出会う。そんな時いつも立ち止まり、その家の家族や歴史を勝手に想像してしまう。「空き家」への思い入れを見て頂けたのかと思う。

  • 売れるまで 旅行気分で 掃除来る

    句に込めた思い

    家は大切に手入れすれば、それに応えてくれると思っています。次の方に見つけてもらうまでは懐かしみや癒しの空間として旅行を兼ねて過ごしながら、綺麗に保っていきたいと言う気持ちを込めました。

    受賞コメント

    自身が空き家に興味があります、また今後予想される空き家問題(後継者不足、維持困難)をどの様にしたら有効に解決出来るか?
    まずは空き家の新しい使い方を提言出来たらと思いました、まさか入賞出来るとは思わなかったので、今後も良い提言をしていきたいと活力が沸きました。有難う御座いました。

空き家川柳コンテスト 総評

「空き家川柳コンテスト」も今年で2回目を迎えることができました。本年は、前回(2,324名、6,151句)を大きく上回る2,639名の皆様から、合わせて7,041句ものご応募をいただきました。一年でこれほどまでに輪が広がりましたこと、運営一同、本当にうれしく受け止めております。
寄せられた一句一句を拝読していますと、それぞれの作品の向こう側に、詠み手のみなさまの暮らしや、ご家族の顔、ふるさとの風景がふっと浮かんでまいります。ときに切なく、ときにくすりと笑ってしまうような句もあり、思わず手が止まることが幾度もありました。十七音という短い言葉のなかに込められた豊かな情感に、選考の場では何度も感嘆の声が上がりました。
今年の全作品からは、空き家というテーマが、もう「遠い誰かの問題」ではなく、ご自身の生活や家族の歴史と地続きになっている気配を感じ取ることができました。困りごととしての一面だけでなく、思い出を見つめ直すきっかけや、人と人とのつながりを結び直す場としても、空き家がやさしい眼差しで詠まれていたのがとても印象的でした。
惜しくも入賞には至らなかった作品の中にも、心に長く残る、すてきな句が数多くありました。皆様からお寄せいただいた言葉のひとつひとつが、これから空き家と向き合う誰かの背中をそっと押してくれるものと、私たちは信じています。

来年の第三回も、皆様のあたたかな言葉に出会えますことを、心より楽しみにお待ちしております。
ご応募いただいたすべての皆様に、あらためて感謝申し上げます。

空き家川柳コンテスト運営事務局 株式会社L&F 社員一同

ご応募いただいた川柳作品の著作権は、すべて株式会社L&Fに帰属しています。

本コンテスト結果(図表含む)の転載、引用につきましては、営利目的(営業用資料・パンフレット等、営業目的の研修・セミナー資料、特定の商品やサービスでの使用など)の利用を除き、情報元として下記の通り記載(URL含む)をいただくことで、自由に行っていただけます。

出展<[日本空き家サポート]主催 第2回『空き家川柳』コンテスト:https://日本空き家サポート.jp/ portal/akiya-senryu2026/>

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