空き家管理で地方創生を可能にする

空き家サポーターの声 株式会社丸川屋工務店様 外観

株式会社丸川屋工務店
新潟県南魚沼市余川1830-1
取締役 地域創生部長 川邊 大介 様

全国対応は強みになる

—— 日本空き家サポートに加盟しようと思ったきっかけは?

空き家サポーターの声 株式会社丸川屋工務店 取締役 地域創生部長 川邊 大介 様

空き家問題が全国的な広がりを見せる中で、南魚沼市でスタートした空き家バンクに事業者登録をしたのですが、空き家の登録もほとんどなく、実際は稼働していない状況でした。
そんな時、日本空き家サポートの事業説明会があることを知り参加したのがきっかけです。
説明を聞いてみて、日本空き家サポートとなら南魚沼市でも空き家管理ができるんじゃいないか、空き家管理は建築や不動産に携わる企業がやるべきじゃないかと思い、加盟することにしました。
日本空き家サポートがいくつかある団体の中で、唯一47都道府県でサービスを提供していて、スケールメリットを感じたのも決め手の一つです。

安心マニュアル

—— 実際に加盟して良いと感じている点は?

安心マニュアル

担当者として不安だったのがお客様との契約業務でした。現場に出ることが多く契約業務をほとんど経験していなかったので不安に思っていました。
ですが、日本空き家サポートでは事務手続きや管理作業など全てに関してマニュアルが整備されていて、マニュアルを見れば、何をどうしたらいいかが簡単に分かるので、自分のペースで段取りをしながら進められます。基本的なことはマニュアルで済みますし、イレギュラーなことはエリアの担当者にいつでも連絡できます。
何の不安もありませんね。

焦らずじっくりと

—— 具体的にどんな取り組みを行っていますか?

空き家バンクに物件の登録がないように、南魚沼市では実家の管理なんかは業者に頼むというよりは、親戚だったり知り合いに頼んでいるという人が多い実情があります。
これは時間をかけて浸透させていく必要があるなということで、まずはチラシを打ったりラジオCMを流したりしました。あとは、市内の色々な施設にチラシを持参して、置かせてもらったりしています。
地域に自社の取り組みを浸透させていく活動も、少しずつですが成果を実感しています。周囲からも「そういえば空き家管理やっているよね」と声をかけてもらうこともありますし、まだまだこれからですが、おかげさまでお客様も少しずつ増えてきました。

差別化の要素は動画レポート

—— 日本空き家サポートの優れていると思うところは?

一番の売りはやっぱり動画のレポートですね。お客様に提案する時に実際にどういうサービスなのかをスマホで簡単に説明できますし、動画で見ていただけるのでサービスの良さが伝わります。
あるお客様からは「何年も実家に帰っていなくて心配だったけど、ここまでのサービスだとは思わなかった。感動しました!」とまで言ってもらえました。
そのお客様は、最初は屋外の管理だけのライトプランだったのですが、安心して任せられるということで、室内の管理も含めたスタンダードプランに変更してくださいました。
作業している様子を動画で見ていただけるのはお客様にとってはとても安心ですし、作業する側としても、遠方にお住まいでお会いする機会がほとんどないお客様への良いアピールにもなっていますね。
実際に「そろそろ売却しようと思うんだけどお願いできる?」といった相談もいただきますし、ちょっとした手直しやリノベーション、解体なんかの依頼にも繋がっています。

空き家管理から始める地方創生

—— 今後の展開はどのように考えていますか?

この地域では、明らかに空き家だとわかるものが増えてきていて、秋になると雪が降る前に解体しておこうなんて話になることも多いんです。
そうなってくると空き家だけでなく更地もどんどん増えてきて、街が寂しくなる一方です。
地元を離れてしまった方が多いので、空き家管理をきっかけとして、空き家の売却やリノベーションなどで地域の活性化に役立つ取り組みをしていきたいですね。
管理物件もある程度の数になってきたら移住者向けの提案なんかもできるかもしれません。
空き家管理から始める“地方創生”を目標に掲げて、今後も積極的に取り組んでいきたいと思います。