相続へのサポートを真剣に取り組み、適切なアドバイスを

空き家サポーターの声 大分こうや不動産株式会社 代表取締役 佐藤 貴充様

大分こうや不動産株式会社
大分県大分市大字横尾4133-5
代表取締役 佐藤 貴充 様

地元に迫り来る高齢化の波

—— 日本空き家サポートに加盟しようと思ったきっかけは?

大分こうや不動産株式会社 外観

不動産業で地域貢献をしたいとずっと思っていました。当社は、私の地元大分市で営業をしていますが、子供の頃からお世話になっている方々がだんだんと高齢になっています。職業柄空き家が増えたなぁと感じることが多いですし、地元の方々より空き家の相談を受けることも増えてきました。その中で「先祖代々からの土地を手放すこともできないが、維持していくのも大変で…」と話されているのを聞いて、何かお手伝いできることはないかと考えていました。
そんな時に、日本空き家サポートの事業説明会に参加したのがきっかけです。
空き家管理業を始めるにあたって自社で何も準備する必要がなく、作業服や管理看板、撮影用のカメラから掃除道具まで全て準備されていますし、ノウハウやマニュアルもしっかりしていたので、すぐにサービスを提供できると思えたのもきっかけの一つです。

不動産業の中で広がった事業の幅

—— 実際に加盟して良かったと感じている点は?

不動産の売買と賃貸をメインに活動していますが、空き家管理が提供できるようになったことで事業の幅が広がったと感じています。
不動産の売却査定を依頼したけれどもまだ売却に踏み切れないとお困りのお客様や、不動産相続の相談にきたけどまだ実家を手放したくないとお悩みの方に対して、今までは有効なアドバイスが出来ていないと感じていました。今では、「想い出の詰まっている大切な家の管理をお任せください!」とご提案することができます。これは大きなメリットだと思います。
また、庭木の剪定や雑草除去、部分的なリフォームをご依頼いただくことも少しずつ増えていて、プラスアルファの収入に繋がっているので今後も非常に期待しているところです。もちろん管理するからには少しでもお客様に喜んでいただけるよう、マニュアルにはない心のケアにも取り組むことで、しっかりとした信頼関係を築いていければと思います。

お客様に伝わるオリジナルの比較表

—— 具体的にどんな取組みを行っていますか?

まずは日本空き家サポートの「のぼり旗」を店頭に並べるところから始めました。
基本的なこととして営業社員に空き家管理サービスのパンフレットを必ず持ち歩くよう徹底しています。先日も売却査定のご依頼をいただいたお客様が、数年後に売却しようかなと仰っていたので、空き家管理の提案をしたところ、その場で空き家管理のお申込みをいただけました。
他には、管理を依頼した場合と、管理をしなかった場合の比較表を作成しました。
管理をしていなかった場合、住むにしても売却するにしても、修繕が必要になる場合が多くなります。特に木造住宅は換気不足によるカビの発生や給排水管の劣化の他、雨漏りに気付くのが遅くなれば高額な費用が発生する可能性があります。それを1万円程度の負担でリスクの軽減に繋がるということをお客様にご理解いただくための良い材料になっています。また、相続を終えた方に送るDMにパンフレットを同封したり、地域の老健施設や包括支援センターに資料を置かせていただき、多くの方の目に留まるような努力をしています。

営業に不慣れなスタッフにも最適なツール

—— 日本空き家サポートの優れていると思うところは?

なんといっても帳票類が充実しているところです。自分たちで1から始めようと思ったら契約書はもちろん、どんな書類を作成すればいいのか考えるだけで膨大な時間が必要になります。その全てが完璧に準備されており、マニュアルもしっかりしているので営業に不慣れなスタッフでもすぐに取り組むことができるのが非常に心強いです。
また、エリア担当者の方には集客方法や実務のサポートだけではなく、他の空き家サポーターの取り組み事例など鮮度の良い情報をいただけるので、営業活動のヒントにしています。お客様に対してのサービス内容も本当に素晴らしいです。どこにいても作業の様子を動画で確認することができるのは遠方にいらっしゃるお客様に何より安心していただけますし、なかなか見に行くことのできない家の様子やベランダからの景色、お庭の様子などを楽しみながらご覧いただいています。

相続を切り口としたきっかけづくり

—— 今後の展開はどのように考えていますか?

葬儀会社の互助会に入っている方々を対象にセミナーを開催する予定があります。自身の死後について考えることは敬遠されがちですが、残された家族のことを思えば具体的なお話しができるきっかけづくりになるのではと考えています。
大規模なイベントでは日本空き家サポート本部にも積極的にサポートしてもらえるのでチャレンジしていきたいと思っています。
また、土地の管理についても、日本空き家サポートで学んだノウハウを活かして土地管理のニーズへの対応ができないかも思案中です。
これから大事になってくるのは、今後もっと増えるであろう相続で悩んでいる方に対しての取組みだと思います。お客様の期待に応えられるよう相続へのサポートを真剣に取り組み適切なアドバイスができる会社にしていきたいです。