空き家管理で間口が広がり顧客接点を強化

—— 日本空き家サポートに加盟したきっかけは？

当社は、宅地分譲や建売分譲の主力事業をはじめ、不動産の売買や買い取りなど、お客様のご要望にお応えできるように様々なサービスを提供していますが、用地の仕入れが重要になります。どうしたら効率よく用地が仕入れられるかを考えたときに、空き家が面白いんじゃないかと思いました。しかし、空き家への効果的なアプローチ方法が見つからない中で、空き家管理が入口戦略の一環になるのではと考えたのです。そんな時に日本空き家サポートの事業説明会が仙台市で開催されるのを知って参加したのがスタートです。

—— 日本空き家サポートに加盟して良かった点・優れていると思う点は？

空き家管理をやっていこうと考えたときに、自社で一から始めようと思っても何から始めればいいかがわからないですよね。日本空き家サポートに加盟したことで、空き家管理に関するノウハウを提供してもらえましたし、自社で地方銀行との共催セミナーを開催することがあるのですが、セミナーコンテンツや資料を提供してもらえたり、セミナーの講師も派遣してもらえたりと、空き家に関する自社の取り組みをサポートしてもらえるので非常に助かっています。

—— 具体的にどんな取り組みをしていますか？

管理している空き家を自社で買い取りしたり、売却のお手伝いをさせていただいていますが、空き家管理の件数を増やしていくために、空き家問題や空き家の管理の必要性に関する啓蒙活動も兼ねて、地方銀行と共催でセミナーを開催しています。
空き家の所有者だけでなく子供世代にも参加していただき、空き家の将来を一緒に考えていけるような関係作りを取り組んでいます。

—— 今後の展開について

定期的なセミナー開催だけでなく、弁護士や司法書士といった士業との連携を更に強化していきたいと考えています。士業と連携することで、空き家だけでなく不動産全般に関してご相談いただけるのではないかと期待しています。
不動産の仕入れを増やしたいという一つの目標はありますが、お客様へのアプローチといいますか、入口を増やしてお客様との接点を増やしていきたいと思っています。